漢方治療とは、漢方薬を中心に治療を行っていく方法のことです。
診察では、患者様一人ひとりの体質や病気の状態を見ながら、最適な漢方薬を使い分けていきます。同じ病気でも患者様の状態によっては飲む薬が違うこともあります。
病気の箇所だけでなく、全身を診て治療を進めます。漢方治療は、本来、誰にでも備わっている自然治癒力を高めることが目標です。
体の持つ本来の機能を正常に戻して、免疫力を高め、病気になりにくい体質に改善することが目的です。
風邪症候群、胃腸が弱い、便秘、腰痛等の慢性の病気、花粉症、アトピー性皮膚炎等のアレルギー疾患、虚弱体質、体力低下、更年期障害、生理不順、肥満、むくみ、めまい等でお困りのかたは、一度ご相談ください。 ※アレルギー性鼻炎の漢方薬は眠くなりません。 |
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漢方薬とは、数千年の年月をかけて、患者様の症状や状態に合った生薬の組み合わせで処方される薬のことをいいます。 現在、日本の病院・医院で処方されている漢方薬は、それらをエキスにして顆粒状に製品化したものなのです。 |
西洋薬と漢方薬の違いについては、西洋薬は合成されたもので成分は単一、作用は速やか、強力で漫然と投与し続ければ副作用をもたらすことがあります。一方漢方薬は、天然物質で成分は多成分、作用は緩和で生体の本来備わっている自然治癒力を活性化する方向で作用します。
また、西洋薬は生体が異常でも正常でも一定の作用を示すというところがありますが、漢方薬は生体が恒常性を保っている状態では著明な薬理作用は示しませんが生体のバランスが悪くなった場合にはバランスを正常化させる方向で作用を示すという点の違いがあります。
参考
・日本医師会編「漢方薬のABC」(p.20、21、39)
それこそが人間のもつ生命力そのものです。
体を健康な状態に維持するためには
(1)体の機能のバランスや秩序を正常に保つ「恒常性維持機能」
(2)病原菌など異物の侵入、変質した自己細胞を殺傷して体を守る
「自己防衛機能」=生体防御機能
(3)傷ついたり古くなった細胞を修復したり新しいものに交換する
「自己再生機能」=修復・再生
の仕組みを十分に働かすことです。
これらの自然治癒力の3本柱は、私たちの身体に自然に備わっているものなのです。